日本画画題の核心「梅」にチャレンジ。白磁に浮かび上がる呉須の梅花が、日本人の心に迫ります。

2016年版のイヤープレートで田窪は珍しく日本画の画題に挑んだ。60歳を過ぎ、そろそろ枯れた心境になるのだろうか。それとも心機一転、新しい世界へと歩みを進めるのだろうか。北陸新幹線の開業に伴い進んでいる飯山駅周辺の開発プロジェクトにも参画し、新しい風景芸術の世界を展開しつつある。どんなランドスケープが飯山の街に現れるのか楽しみである。
今年のイヤープレート「梅」を創るに当たり田窪は以下のようなコメントを寄せている。
『万葉の昔から「梅」は日本人が愛してやまない花です。梅の木に鶯が留りさえずり春を告げる景色は今でも私たちの心を和ませる風景です。2016年のイヤーズプレートは「梅」の花びらを描きました。私自身初めて挑戦する画題です。こじんまりとまとまらないよう意識して自由に描きましたが、有田焼の名窯「深川製磁」、呉須で描いた梅が透き通る白磁の中に浮かび上がりました。飾るもよし、使うもよし。みなさまの自由な発想でご利用いただければ嬉しく思います』

田窪恭治オリジナル
2016年イヤープレート(木箱入り)
1枚 86,400円(税込)

■サイズ:φ27cm
■40枚限定(※40枚絵柄が違います)
■カラー:白地/絵柄コバルトブルー
■製造:深川製磁

2016年のイヤープレート一覧

イヤープレートの画像 木箱入り
田窪恭治氏  
田窪恭治 Takubo Kyoji

1949年生まれ。多摩美術大学卒業後、国内外の画廊や美術館などで発表多数。1989年から1999年まで実施した「サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂再生プロジェクト」により「芸術・文化勲章オフィシェ」(フランス)、「村野藤吾賞」(建築)など受賞。著書に「林檎の礼拝堂」(集英社)、「表現の現場」(講談社)などがある。

田窪恭治オフィシャルサイト