伊藤若冲も画題とした「朝顔」に挑戦。日本の美を、田窪恭治が白磁に皿に描き上げました。

9作目のイヤープレートに当たり、田窪恭治は以下のようなコメントを寄せている。
「私はいろいろな処へ旅をして作品を作りますが、昨年訪れた各地で目にし、印象深く感じた花が朝顔でした。子供の頃、朝早く起きて“ひとつ”“ふたつ”と数えたそのままを想起させる色、形で咲いていました。その昔、伊藤若冲や鈴木其一が、あるいは数多くの日本の画家たちが画題とした朝顔。その朝顔を今年のイヤープレートとして有田の名窯、深川製磁の深川ブルーで描きました。朝の妖精をとらえたプレートの中に日本の美を感じていただければ幸いです。」
確かに今まで描いてきた8作に比べて、爽やかな趣が出ており朝の食卓にぴったりである。毎日使うには高価ではあるが、特別な日のテーブルコーディネートにいい景色となるであろう。田窪恭治手ずから一枚一枚に描き、咲かせた朝顔の花。ぜひあなたの目で愛でてください。

田窪恭治オリジナル
2017年イヤープレート(木箱入り)
1枚 86,400円(税込)

■サイズ:φ27cm
■48枚限定(※48枚絵柄が違います)
■カラー:白地/絵柄コバルトブルー
■製造:深川製磁

2017年のイヤープレート一覧

イヤープレートの画像 木箱入り
田窪恭治氏  
田窪恭治 Takubo Kyoji

1949年生まれ。多摩美術大学卒業後、国内外の画廊や美術館などで発表多数。1989年から1999年まで実施した「サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂再生プロジェクト」により「芸術・文化勲章オフィシェ」(フランス)、「村野藤吾賞」(建築)など受賞。著書に「林檎の礼拝堂」(集英社)、「表現の現場」(講談社)などがある。

田窪恭治オフィシャルサイト