瑠璃色の呉須に魅せられて、白磁の皿に描いた10年。イヤープレート最後の作品は、田窪恭治の象徴的主題「生命の木  林檎」。

「早いものでイヤープレートも気が付けば10年、10枚目の作品となりました。
私はずい分昔から、特定の自然環境や風土に根ざした作品を作るためにフランスのノルマンディ地方や四国のこんぴらさんのふもとに住み「林檎」や「椿」にその場所のイメージを感じ取り、特定の風景のなかに作品を残して来ました。その途中、有田の名窯、深川製磁で出逢った瑠璃色の呉須に魅せられて壁画を制作し日本全国に設置して来ました。同時にその時々に旅をした私が触れ合った場所のイメージを描いたイヤープレートは私自身の感性の器でもあります。願わくは10枚セットで風景美術家 田窪恭治の10年の軌跡を感じていただけると嬉しい限りです。
10年の最後に描くのは、私の中で特に象徴的な意味合いを持つ「林檎の木」です。偶然にも東京広尾にある聖心女子大学に天然石モザイク壁画「黄金の林檎」、長野県飯綱町の牟礼駅に、イヤープレートと同じく深川製磁のブルー一色で描いた壁画を制作しました。様々なところで私の作品に触れていただき、イヤープレートを見ながら私の風景芸術を思い出していただければ幸いです。」

田窪恭治

田窪恭治オリジナル
2018年イヤープレート(木箱入り)
1枚 86,400円(税込)

■サイズ:φ27cm
■48枚限定(※48枚絵柄が違います)
■カラー:白地/絵柄コバルトブルー
■製造:深川製磁

2018年のイヤープレート一覧

イヤープレートの画像 木箱入り

過去9種類のイヤープレートもございます。絵柄のバリエーションは各年の商品一覧よりご覧になれます。

2009 神椿
2009年版
神椿

2010 ノルマンディの林檎
2010年版
ノルマンディの林檎

2011 ひなげし
2011年版
ひなげし

2012 林檎の花
2012年版
林檎の花

2013 陸前高田の薔薇
2013年版
陸前高田の薔薇

2014 伊予の蜜柑
2014年版
伊予の蜜柑

2015 日本の桜
2015年版
日本の桜

2016 梅花
2016年版
梅花

2017 朝顔
2017年版
朝顔

田窪恭治氏  
田窪恭治 Takubo Kyoji

1949年生まれ。多摩美術大学卒業後、国内外の画廊や美術館などで発表多数。1989年から1999年まで実施した「サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂再生プロジェクト」により「芸術・文化勲章オフィシェ」(フランス)、「村野藤吾賞」(建築)など受賞。著書に「林檎の礼拝堂」(集英社)、「表現の現場」(講談社)などがある。

田窪恭治オフィシャルサイト